2022年度イベント開催レポート

2022年
川崎市発「里親月間」啓発イベント
の様子をご報告します!

「つながりの中で、こどもは育つ」 ~ あなたもすでに地域の見守り隊 ~
  【日時】 2022年10月16日(日)12時30分~16時(ブースは17時まで)
  【場所】 ミューザ川崎 研修室1,2,3 会議室1,2,3

西野博之氏の講演

当日、ミューザ川崎 研修室へは51名の方がお越しくださいました。受付では検温や消毒にご協力いただきました。
開会の挨拶のあと、西野博之さんの講演が始まりました。皆さん真剣な表情で、話に聞き入ってる様子でした。大きくうなずきながら、またメモ書きをしながら、時には涙ぐむ方など様々でした。地域社会の「つながりの中で、こどもは育つ」ことの意味をもう一度再確認し、自分には何ができるか、ヒントをいただく時間となりました。

シンポジウム

休憩をはさんで、シンポジウムに移りました。
テーマ「こどもが地域社会で育まれるために~あなたにできることを一緒に考えてみませんか~」
登壇者は、講師の西野博之さん、養育里親さん2名、乳児院や児童養護施設で勤務する里親支援専門相談員3名、フォスタリング機関の1名でした。
はじめに行政職員から「里親制度」説明がありました。養育里親さんお2人からは貴重な「体験談」をお話いただき、各施設職員からは施設の役割、様子や関連機関との連携などを聞くことができました。

総評 & 質疑応答

最後にファミリーホームの経験もある西野博之さんに総評をいただき、質疑応答の時間は会場からの質問や意見など活発なトークが続きました。惜しまれながらも時間となり終了となりました。
会場参加のみなさんにはアンケートにご協力いただき、たくさんのご感想、ご意見が寄せられました。今後の活動に活かさせていただきます。

展示ブース

受付のスペースとイベント会場内には展示ブースを設けました。早めに会場に来られた方や、休憩時間中、また帰り際にお立ち寄りいただき、啓発物やポスターちらしなど持ち帰っていただきました。また、説明員がいるブースでは、相談や質問などをお受けしました。

後日動画配信(一部)

当日、会場にお越しいただけない方のための後日動画視聴の希望を受け付けたところ、52名の申し込みがありました。動画では、西野博之さんの講演と、川崎市職員の「里親制度」の説明のみとなりましたが、多くの方にご視聴いただき、アンケート回答に感想もたくさんいただきました。

ありがとうございました

 今回の里親啓発イベントは、川崎市のフォスタリング2機関が中心となり、川崎市の里親に関わる機関、里親会が協働で開催するという初めての試みでした。多くの方にご参加いただき、社会の問題を自分ごとにしていただいたこと、アンケート回答からひしひしと伝わってきました。
 まだまだ知られていない「里親制度」ですが、西野さんの総評にあったように時代と共にほんの少しずつ、里親に関わる機関の連携も進んできていることが確認できました。これからも、川崎市はチームでつながり続け、「社会的養護の必要な子どもたち」の存在を広め、理解者を増やし、その子どもたちに必要な制度の1つとして「里親制度」があることを啓発する努力をしていこうとスタッフ一同、心に刻みました。ありがとうございました。